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“ディスプレイデザイン賞2008” 入選

当建物は、群馬県伊勢崎市の伊勢崎三和工業団地内にあるコンピューターソフト関連の企業の新社屋です。
お施主様からの要望としては、完璧なセキュリティー、お身体の不自由な方への配慮、国道からの見え方の3点のご要望がありました。
セキュリティー面では、セキュリティーシステムで物質的な侵入を遮るだけでなく、光を通すが視線を遮れるガラスブロックを壁面に採用し、視線の侵入も遮りました。
また、車椅子用のスロープを設置し、機能優先で陰の存在になりがちなスロープを、次のステップへの繋がりを意味する階段と並列に配し、あえてメインのファサードに採用しました。

これは車椅子の社員に、他の社員が車椅子を押してオフィスに出入りする。そうやって絆を深めてあって欲しいと願う施主の考えを前面に出したコンセプトでもあります。
このファサードは、敷地の目の前を走る国道からも良く見ることが出来、車社会の群馬では抜群の広告効果を発揮しています。